THE ART OF ESPACIO

滞在を文化と美との出会いに

私たちは建築とアート・工芸をひとつの体験として結び、
土地ごとの文化や美意識に触れられる空間を目指しています。

エスパシオにある作品は単なる装飾ではなく、
日本独自の自然観や吉祥の思想、
受け継がれてきた技術や手仕事を伝える存在です。

作家の想いや素材の背景、
そこに刻まれた時間。

それらが重なり合うことで生まれる「文化の層」が、
空間に豊かな奥行きをもたらしています。

エスパシオは滞在を文化体験へと変え、
日本のアート・工芸がもつ価値を未来へつないでいく場でもあるのです。

GOLD LEAF

光や時間の移ろいによって、刻々と表情を変える箔。エスパシオには麟鳳亀龍、花鳥風月などを主題とする箔作品が多くあり、繊細な輝きとともにそれぞれがそれぞれの空間に溶け込んでいます。華やかさだけでなく、箔が映し出すのは日本古来の自然や思想。それこそが日本人が箔に託してきた美意識であり、エスパシオならではの風景を形づくっているのです。

金属METAL

叩く、曲げる、鋳るといった手仕事によって、しなやかな表情を帯びていく金属。エスパシオには作家の技によって生命感あふれる造形へと昇華された鳳凰や麒麟、松や草木などがモチーフの金属作品が随所に配されています。手仕事が故の痕跡や複雑な重なり、煌めきは唯一無二の有機性をもち、空間に確かな存在感をもたらします。

WOOD

木は自然が育んだ時間、人の手が加わった時間の両方を宿す素材。エスパシオにあるのは、その素材を存分に活かしながら日本の自然や吉祥の象徴を繊細に表現した、伝統木工の技による彫刻や組子。一本一本の木目や彫り跡、木組みの積み重ねは長い年月を経て受け継がれてきた技術の証であり、空間に品格と穏やかな温もりを添えるものでもあります。

和紙WASHI

墨や絵具が繊維に染み込み、滲みやかすれとなって残る和紙。エスパシオを彩る和紙の作品には、唐紙や日本画の伝統技法を通して龍や鳳凰、神亀、瑞雲などの吉祥のモチーフが描かれています。均一にはならない色や線、豊かな余白によって、神獣の動きや水の流れといった古くから受け継がれている対象と祈りなどが表されています。

LACQUER

幾層にも塗り重ねることで、深い艶と奥行きを生み出す漆。エスパシオに飾られている漆作品は龍や鳳凰、麒麟などの神獣を主題に、その滑らかな質感や繊細な光沢によって、生命の気配や風の流れまでをも表現しています。見る角度や光などで絶えず表情を変える漆作品は、空間に静かな緊張感と豊かな彩りを添えている存在です。

硝子GLASS

光を透過し、反射し、屈折させることで、多彩な表情を生み出す硝子。エスパシオでは、自然光が差し込むラウンジやレストラン、客室、そして自然光の届かない地下空間まで、それぞれの環境に呼応するように硝子作品が配されています。光の質によって異なる表情を見せるその佇まいは、空間に澄んだ空気と静かな煌めきを与えています。

土/漆喰CLAY & PLASTER

積み重なった時間、土地の記憶をそのまま宿す土。エスパシオでは、左官や陶芸の技法によって新たな層や歪みを得た土の作品が建築と響き合い、豊かな表情を見せています。空間にもたらしているのは力強さ、あるいは静けさ。土という素材だからこそ生まれたひとつひとつからは、悠久の時間や威厳とも言える存在感が感じられます。

岩絵具MINERAL PIGMENTS

天然の鉱物を砕いて生まれる日本画の代表的な顔料、岩絵具。エスパシオでは四季折々の花や木々、神獣など、日本人が古くから親しみ、信仰の対象としてきた光景・事物が、岩絵具の豊かな色彩によって描かれています。自然から生まれた色だからこそ宿る深みと静けさが、一枚一枚の作品に確かな生命感を与えています。

DYE

色が素地にゆっくりと染み込んでいくことで、独自の豊かな表情と奥行きが生まれる染。エスパシオに飾られている染の作品は、その折り重なる色彩によって玄武や青龍、風や雲霞といった神獣・自然の気配が抽象的に表現されています。輪郭を明確に描くのではない、染めならではの曖昧な連なりが、見る人それぞれの想像を広げるのです。

絵/書PAINTING & SHO

自然や歴史、人々の営みを一枚の画面に描き留める絵画。エスパシオには日本の四季や神話の世界、エスパシオ ナゴヤキャッスルが位置する名古屋の風景など、多彩な情景を主題とした作品が飾られています。作家それぞれの視点によって描かれた風景は土地の記憶や文化を反映しており、空間に温故知新とも言える別次元の物語を紡いでいます。