作品名となっている「玄武」は、中国古来の四神思想において北方を司る霊獣。玄武は本来、亀と蛇が結びついた姿で表され、水や冬、そして生命を育む静かな循環を象徴する存在とされています。本作では、亀を思わせる有機的なフォルムに、エスパシオ 箱根迎賓館 麟鳳亀龍の周囲に息づく草木や水の気配を重ね合わせることで、北の大地に宿る豊かな生命力を表現しています。
1999年東京藝術大学大学院美術研究科鍛金専攻修了。スタジオ タチバナ開設。国内外のコミッションワークを中心に、その場に合った素材・技術を組み合わせて人の感情を動かす空間を意識して制作している。