エスパシオ 箱根迎賓館 麟鳳亀龍の客室「匠」には上階と下階それぞれにベッドルームがあり、その前者に立つ唐紙師、千田長右衛門氏による屏風作。全面的に描かれた波紋、水の揺らぎ、流れ。その静と動が交差するなかに現れるのは、やがて龍へと至る存在としての神亀。「祈りとともに天へと昇る」ことをイメージして描かれた姿は自然がもつ力、生命力の象徴なのだと考えられます。
唐紙師。作家独自の技法から生まれるブルーアート作品は、八百万の神や精霊と共に手掛けた詩情宿るスピリチュアルな青として「トトブルー」と呼ばれ、別格の青い世界観と物語を生み出している。日本唯一400年続く唐紙屋の伝統を継承しつつ、現代アートなる唐紙の世界を築いている。2024年、トトアキヒコ改め千田長右衛門を襲名。