「扇」は日本文化における「広がり」や「吉兆」、そして人と空間との関係性を象徴する存在として扱われています。閉じた状態から徐々に開かれていく。その姿から古くより、繁栄や未来への発展を意味する縁起物として用いられてきました。祝いの場、茶席、神事。扇は常に人と人、人と場の中心に据えられていたのです。
1962年京都府西陣生まれ。箔アーティスト・伝統工芸⼠。京都西陣の引き箔⼠の父から受け継いだ箔の伝統技術を生かし、箔工芸を日本だけではなく世界に伝え残したいとの想いから、唯一無二の箔アーティストとして世界各地で作品を発表。建仁寺をはじめ、さまざまな神社仏閣の屏風や襖絵などの文化財の復元も担当している。