セメントに墨を垂らしたローラーで書かれている、甲骨文字の「鳳」。この作品は鳳凰という存在が直接的に書かれているわけではなく、鳳凰の気配だけが滲んでいます。大胆な線はとどまらず、余韻を残すようにかすれていく。この運びによって現れるのは流れや間、自然の刹那といった目に見えない時間の痕跡。
書家・芸術家。幼い頃から書を学び、決められた文字の形を決められたまま書くことばかりでなく、書の可能性、可塑性を追求するなかで、従来の書の道にはなかった自由、他の芸術手法を取り込むことによる表現の解放を求めてきた。これまで銀座みつ和、グランドハイアット東京グランドクラブ、トラスコリゾート&スパ箱根などに作品を提供。毎日書道展前衛部門会友。